ブランド、鮮度の違い

　人間の世界に沢山のコンクールがあるように花の世界にもコンクール（品評会）があります。品評会にも日本国内のものから世界レベルのものまでありますが、農林水産大臣賞は日本での品評会で、最高の受賞となります。では、受賞する胡蝶蘭と一般的な胡蝶蘭とは何が違うのでしょうか。
　それは、生産者の情熱と胡蝶蘭のブランド（生産ブランド）の良さです。胡蝶蘭にも沢山のブランドがありますが、それぞれに違いと良さがあります。その１つ１つを生産者が熱意と情熱、こだわりを持って丁寧に作り上げています。花の大きさや形、並び方の良し悪しもこだわります。こうした作品が数多く集まる品評会で最高の賞を受賞することは本当に素晴らしい事で、お花そのものに大きな価値が生まれます。やはり、最高の農林水産大臣賞を受賞した胡蝶蘭を見ると、深みを感じます。上品かつ優雅な・・自分自身の心までも清らかになるような・・そんな風に感じます。
しかし、どれだけ最高の作品になっても、お届け先に最高の状態でお届けができないようでは意味がありません。最高のものが最高の状態でお届けができる。これが一般の胡蝶蘭との大きな違いではないでしょうか。お花も生き物ですので、鮮度にもこだわってほしいものです。