花の特徴

胡蝶蘭は熱帯性の植物なので寒さに弱く、野生のものは樹木に根を張り、そこから養分を得ていますが、野生でない場合は鉢植えで育てることが一般的です。
おもに東南アジアなどの暖かい国々が原産で、日本では蝶が舞う姿を連想させることからこの名前が付けられました。
花の咲く期間が一か月以上も持つことから、おもに贈り物に利用されることが多く、とくに新店舗の開店などのお祝いに飾られているケースを見かけることが多いです。
もっとも純白の花もありますので、そういったものはお祝いでなく、お悔やみの贈答品に利用されることもあります。

花の種類

胡蝶蘭は花の形状や色彩など、さまざまなタイプが存在してます。
大輪咲きや小輪咲きといったサイズの異なるタイプや、一列に規則正しく花が咲くタイプ、ランダムに連なって咲くタイプなどがあります。
また色合いに関しても、ホワイトやピンク、イエローやパープルといったカラーがありますが、他にも基本は一色なのですが中央部分が別の色になっているタイプや、まるで模様のような花弁になっているタイプのものなどもあります。
これらは野生種ではなく、そのほとんどが人工的に作られたもので、最近ではバイオテクノロジー技術によって増殖するメリクロン苗が主流になっています。