ー手間を取らせないものを贈りたいですねー
胡蝶蘭と言えばお祝い事に贈る花というイメージが強いですよね。お悔みと言えば白黒。少し前まではお悔みは白色の菊の花が定番でしたが、最近では純白の胡蝶蘭が飾られている光景をよく見かけます。胡蝶蘭はゴージャスで派手なイメージのお花ですが、実は気品があり清楚なイメージもあるのでお悔みにも相応しいのです。その場の雰囲気を壊すことなく華やかにも清楚にもなれる優秀なお花なのですね。胡蝶蘭がお悔みに選ばれる理由は他にもいろいろあります。まず、花持ちがよく2〜3ヶ月は咲き続けます。それに、香りがなく花粉が舞わないので置く場所を選びません。そして、手入れの手間を取らせないことが最大の利点です。ご家族を亡くした遺族の方は意気消沈してお花の手入れをする気持ちにはなれないものですが、胡蝶蘭は基本的に1週間から10日に1度水やりをするだけでよいのです。ラッピングは紫色や渋めの緑色、青色などを選べば間違いありません。また、胡蝶蘭をお悔みで自宅に贈る場合は少し時間を空けてから贈るとよいでしょう。訃報を聞いてすぐは葬儀の準備などでとてもバタバタしていますし、最近は葬儀会館でご葬儀をする方が増えていますので自宅に誰もいない場合があります。お悔みの贈り物をするのは初七日から四十九日までに贈るのがマナーです。贈るタイミングやマナーを踏まえて失礼のないように贈りましょう。