高温多湿気候が産地の胡蝶蘭。

胡蝶蘭はラン科の植物で洋ランの中では最もポピュラーな植物です。
1年中手に入りますが、市販されているいるものは温室のビニールハウスで温度調節され強制的に開花されたものです。
主に台湾南部からフィリピン、インドネシア等の高温多湿な気候の東南アジアに生息しています。
ほんの一部ですが、オーストラリアにも自生しています。
着生植物で木に根っこを広げて自生しています。

湿度も好きだけどジメジメは嫌い。

胡蝶蘭は暖かい気候を好む植物ですので、やはり寒さは苦手です。
もし冬場に購入したのであれば室内温度は最低でも15度に保たないと咲きません。
昼間は直射日光を避けて日当たりの良い場所に置いて下さい。
土の表面を触った時にサラサラと流れ落ちる程の水けを感じられなければ水やりのサインです。
室温に戻した水を与えるのが一番良いのですが、やり過ぎは根腐れの原因となるので、注意が必要です。
また湿度も好むので乾燥した部屋では葉の表面に何度か霧吹きで水をかけてあげましょう。
湿度も好きですが、ジメジメした室内に置きますと蒸れて株が弱ってきますので、夏場の夜では窓を開けて風通しを良くしてから窓の近くに置きましょう。
デリケートで難しい胡蝶蘭ですが、手入れを怠らなければ、3ヶ月半開花してくれます。