ラッピングをはずして育てたほうがいい理由

自身で購入するよりも贈り物として受け取る機会のほうが多い胡蝶蘭だからこそ、育て方に悩む人も多く、間違ったやり方でトラブルを起こしてしまうパターンもあります。
特に贈り物だからこそやってしまう間違いが、ラッピングを外さずに飾ってしまう事です。
実はラッピングをしたまま育てようとすると、植物が持つ本来の生命力を弱らせてしまう結果になります。
何故かというと、ラッピングの包装紙が土の湿気を閉じ込めてしまうからです。
この状態で水遣りを行うとさらに湿気が土の中にこもるようになり、鉢内部が水分過多の状態となります。
そうなるとカビや根腐れを起こしやすくなるので、ラッピングは最初の水遣りの時に綺麗にはずしてしまいしょう。

水遣りの意味とタイミング

そして育てるうえで意外と勘違いして使っているのが霧吹きです。
毎日霧吹きをしているのに葉が黄色くなって枯れてしまったと言う人がいますが、霧吹きは胡蝶蘭が過ごしやすい室内湿度を保つためのアイテムであって、水遣りのかわりにはなりません。
胡蝶蘭がしっかりと成長するには土自体に水をやる必要があるので、霧吹きとは別に土の表面が乾いているかどうかを確認しながら水を与えましょう。
また水遣りの際に使用する水の温度を室温と同程度にすると、根が負担なく吸収しやすくなります。