ギフト品として人気の胡蝶蘭、育成はそれほど難しくありません

胡蝶蘭と言えば、特別なギフト品として世間で人気が高い品種です。
結婚祝いやお誕生日会、あるいは身内のパーティ等でプレゼントされた経験がある方々も多いでしょう。
ラン科の植物は玄人向けで育成が困難、かつてはそう言われていましたが、
今では洋蘭向けの肥料や鉢植えが大変充実して来ました。
園芸の初心者の方でも飾る場所と気温管理、そして水やりの注意点を守れば、
普通の観葉植物同様、安心して家庭内で育成出来ます。

水やりはメリハリが大切

まず育て方の前に気を配りたいのがプレゼント直後の対応です。
胡蝶蘭は過度な高温多湿が苦手ですので、贈答用の包装紙や飾りなどは全て取り去り、植物本来の姿に戻しておきましょう。
ラッピングやデコレーションは可愛い飾りですが植物本体にはストレスですので、余程の理由がない限り、湿気と高温回避のため外すべきです。
また胡蝶蘭に限らず鉢植えの植物は水やりのし過ぎで根が腐る事があります。
水やりをする際は、土の乾きを目視または触診してから適量、与えましょう。
土が完全に渇ききるまで水やりは控え、いざ乾燥を確認したら鉢植えがしっとり湿気を帯びるように、たっぷりのお水を与える、そういったメリハリのある育て方が大事です。
品種的に気温はやや高めでも大丈夫ですから、家の奥に飾るのではなく、
適度な日光が当たるリビングなどに置いた方が風通しも良く、お花が喜びます。