季節ごとに温度管理に気を配るのが重要です

胡蝶蘭の育て方のこつは、季節ごとに温度管理に気を配ることです。
この花は一年中出荷されていますが、このようなことが可能なのは、温室でつねに適温を保ちながら育てられているからです。
したがって、花を買った時期に合った温度管理をする必要があります。
真冬に購入した場合、レースカーテン越しに日の当たる場所に置くようにします。
水を与えるときは、表面が乾いてきてから室温と同じ程度に温めた水を与えましょう。
夏に花を買ったときは、直射日光を避けて涼しい場所に置き、霧吹きで水を与えて葉の温度を下げるよう心がけましょう。

贈られた胡蝶蘭を上手に育てるには

ギフトとして贈られた胡蝶蘭を上手に育てていくには、そのまま放置しないことが重要です。
ギフト用の花は複数の苗が寄せられていることが大半ですので、花が終わったあとはこれらを一株ずつに分けて植木鉢やポットなどで育てましょう。
これらの花の植え替えを行う時期は、最低気温が１５度以上になる５月から６月がよいでしょう。
花が咲いている苗を植え替える時は、花が咲き終わってから行います。
植え替えの時に使う土は水苔またはバークが最適です。
どちらで植え替えを行う際も、傷んだり、腐ったりした根を丁寧に取り除き、新しい水苔とバークに入れ替えます。