水やりのし過ぎには注意

一般的に花には水が欠かせないものだと考えられています。
ですから、胡蝶蘭を頂いた際には、長持ちさせるためにも毎日しっかり水やりをしよう、と決意する方はたくさんいらっしゃるでしょう。
しかし、実はそれではかえって花の寿命を短くしてしまいかねません。
胡蝶蘭への水やりは基本的には数日に1回で十分であり、むやみな水の与え方では根を腐らせてしまうからです。
水やりをする日には、たくさんの水を与えることで土に潤いを与えると共に、空気の入れ替えを行います。
そうしたら、数日後、鉢の内部が乾き切っているかどうかを確認した上で再び水やりをする、という風にサイクルを組めば良いのです。

肥料は生長の後押しをする程度に

胡蝶蘭は本来、あまり肥料を必要としない花ですから、そう頻繁に与える必要はありません。
ただ、より健康により美しく花を生長させたい場合には、肥料で生長をサポートしてあげることも大切です。
例えば、植え替えの際に、粒状の肥料を数粒ほど土に混ぜ込んでおくことで、根を伸びやすくすることができます。
また、1週間から10日に1度程度の間隔で、液体肥料も与えます。
液体肥料は通常の希釈濃度よりもさらに3倍ほど薄めた、ごく低濃度のもので良いです。
普段の水やりの水に、ほんの少し液体肥料を垂らして利用してみてください。