見た目とは正反対に東南アジア原産の植物です

胡蝶蘭は、元々東南アジアで生まれた植物です。
その優雅でお嬢様のような雰囲気とは正反対に熱帯のアマゾンで生まれ、ワイルドな環境の中、育つ品種になります。
四季がある日本では、気温が落ちる秋や冬場に注意しましょう。
直射日光は厳禁ですが鉢植えは日がほんのりと当たる場所に置き、
適度な水と肥料を与えながら、丁寧に育てるのがコツです。

気になるラン品種へのお水と肥料の与え方

家庭で胡蝶蘭を安全に育てるポイントは、お水と肥料に与え方になります。
ラン科の植物は、俗に言う根腐れのリスクが高いです。
私達はついついお花を可愛がるあまり余分に水分を与えてしまいますが、
鉢植えの水が完全に乾燥し切るまで無闇に与えてはいけません。
特に秋や冬場は気温がそれ程上昇しませんので、意識的にお水を与える間隔を減らし、完全に砂が乾いてから少量注ぐのが正解です。
一部例外として存在するのが、気温上昇と乾燥が激しい真夏日です。
そのシーズンだけでは乾燥を確認後、たっぷり水分を与えましょう。
胡蝶蘭は美しい花を咲かす品種ですが特別な肥料は必要ありません。
一般的なホームセンターや園芸店にあるラン用の肥料で十分です。
いわゆるマニアの方は色々と肥料の与え方を工夫しますが、
普通の家庭で生育させる範囲であれば妙に凝った肥料をひたすら与えるよりも、市販品をセオリー通り使ったほうがお花は長持ちします。